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豊胸バッグQ&A

豊胸バッグを使った方法は、従来から一般的に行われてきました。進化する豊胸バッグによる豊胸術ですが、その安全性や手術法、術後の経過などわからないこともたくさんあります。そこで、ここでは豊胸バッグを使った豊胸術に関するさまざまな疑問や質問に対するお答えをQ&A方式でご紹介します。

Q:豊胸バッグの手術について教えてください。

A:腋の下を4~5㎝ほど切開してバッグを挿入します。バッグが大きければ切開も少し大きめになりますが、しわに沿って切開するので傷は目立たなくなります。胸の中にある大胸筋という筋肉をはがしその下に入れる大胸筋下法と、大胸筋の上に入れる乳腺下法があります。その後傷を縫合し、テープで固定します。

手術時間は、麻酔や術後の処置を含めて1時間くらいで終了します。

Q:麻酔は大丈夫ですか?

A:安全性を確認しながら局所麻酔を使います。手術の部位だけなので歩くことや日常生活に支障はありませんが、直後の車の運転は避けた方がいいでしょう。大体4~5時間で麻酔が切れますが、この頃痛が出てきます。頓服と坐剤の鎮痛剤をお出ししますので、我慢せずに飲むと楽になります。

Q:入院や術後の通院は必要ですか?

A:全身麻酔ではないため、基本的には入院は必要なくその日に自分で帰宅できます。問題なければ1週間程度後に来院していただき問題がないかを診察します。

Q:手術後に腫れや痛み、内出血はありますか?

A:手術後は、麻酔が切れると痛みが出てきますので鎮痛剤を使うことでかなり緩和されます。手術法によっても異なり、筋肉をはがしてバッグを入れる大胸筋下法は痛みが1週間程度続きます。大胸筋は腕を動かすために必要な筋肉ではがした筋肉が固定するまでかなり痛みますのでできるだけ安静にする必要があり、仕事復帰は痛みが治まるのを待ってからになります。乳腺下法では、筋肉にはそれほど触らないため2~3日で痛みはおさまってきます。大体2日目あたりから軽い家事や仕事でしたら行うことができます。

腫れはそれほど出ませんが、麻酔による腫れが出る場合もあります。ほとんどの場合2~3日で落ち着くでしょう。ただし、術後に血腫ができると、腫れと内出血が出ることがあります。その場合は1~2週間くらいで治まります。

Q:お風呂は入ってもいいですか?

A:シャワーは翌日からOKです。ただし、腋のテープの部分にはお湯がかからないようにしてください。あまり腕を動かすと痛みが出ますから、シャンプーなどは無理をせずに行いましょう。浴槽に入るのは、術後1週間程度たってからにしてください。

Q:バッグの中身や耐久性について教えてください。

A:以前、シリコンバッグの発がん性が問題になった時期がありました。調査の結果そのような心配はないことがわかりましたが、万全を期すためさらに安全性の高いシリコンが開発されるなど、バッグは飛躍的に進歩しました。最も心配されるのがバッグの破損ですが、万が一敗れても流れ出ることのないタイプのシリコンや漏れ出しても尿と排出される生理食塩水、安全性の高いジェルと使ったバッグなどが開発され使われています。アメリカやヨーロッパなどで安全性が確認され認可されたバッグを使用し、より安全で確実な豊胸術が行われています。

また、バッグそのものの耐久性も進歩し、不慮の事故などがない限り数十年たっても敗れることはないだろうとされています。ですから、再び入れ直す必要はないといっていいでしょう。感触なども違いますので、入れる前にさまざまなタイプのバッグを実際に触れて確かめてみるといいでしょう。

Q:術後のマッサージは不要ですか?

A:以前はマッサージが必要といわれていましたが、それは日本だけで実際は必要ないといえます。特に、大胸筋下法の際のマッサージは非常に苦痛が大きく通院も必要で、患者さんの負担も大きいものでした。現在は、マッサージも通院も必要ありません。

Q:SEXや妊娠に支障はありませんか?

A:手術後1週間~10日程度は、あまり強くもまない方がいいでしょう。痛みを感じることがあります。その後は、問題ありません。また、まれに乳首の感覚が鈍る方があるようですが滅多にないケースです。

妊娠や出産後の授乳に関しては、まったく問題ありません。ただし、妊娠中の手術は赤ちゃんへの影響が懸念されますので避けた方がいいでしょう。

Q:豊胸バッグによる手術のリスクを教えてください。

A:どんな手術でもリスクは少なからずもっています。

豊胸バッグによる手術で考えられるリスクとしては、最も考えられるものが被膜拘縮と呼ばれるものです。これは、バッグの囲むように被膜ができて癒着を起こし硬くなるため、触った感触がゴムのようになってしまうものです。それ自体には問題はないのですが、せっかく豊胸したバストがいかにもバッグが入っているような感触にあり非常に違和感があります。こうなると、バッグを取り除くことになります。そこで、最近では改良によってバッグの表面をざらざらにすることで被膜ができにくくなり、被膜拘縮のリスクは激減しました。しかし、0%ではないことは確かです。また、それ以外のリスクとして、バッグの破損、感染症、血腫などがあります。破損については、バッグの強度が格段に向上し、大きな交通事故のような不慮の事故にでも合わなければ敗れることはほとんどなくなりました。感染症については、設備やバッグ自体の安全性の向上により排除されました。血腫は、手術した部位から出た出血が胸の中にたまり腫れることをいいます。起こる確率は低いのですが、万が一起こった場合は早めに受診し、中にたまっている血液を抜いてあげれば問題はありません。1~2週間程度内出血の跡が残りますが徐々に薄くなって消えていきます。